今回のOECD/NEAの会議には、欧州を中心としたNGOも参加していたのですが、ウクライナのNGOは男性だったため出国許可がおりず、オンラインからの参加でした。
ウクライナは経済状況も激変し、職を失った人も大量にいるため、国外にかなりの人数が出国しており、そのことが戦争の持続を危うくさせるため、ウクライナ当局が壮年男性の出国を厳しくしているとのことでした。
国内での経済状況もあって、潜在的にも出国を希望する人は多いとのことで、日本のニュースでよく伝えられるナショナリスティックなエピソードとは雰囲気がかなり違うように感じました。
淡々とした冷めた語りを聴きながら、戦争ものの報道は、それが国外であっても、国威発動、戦意高揚の方向になるものなのだな、と思いました。
人びとがそれを期待する、ということでもありますが。