半導体規制、報復を懸念 製造装置、日本高いシェア:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/DA3S15697092.html
新たに輸出規制が強化されるのは、成膜装置11品目、露光装置4品目などの計23品目。日本の経済産業省幹部は「日本の強みを踏まえて選定したものだ」とする。
高性能の製造装置が手に入らなければ中国がスーパーコンピューターや人工知能(AI)に使われるような先端半導体をつくることが難しくなる。ドローン兵器に使われるなど半導体の軍事転用を防ぐことが目的だが、高性能のスマートフォンなど民間の製品にも影響が出る可能性がある。
日本の半導体製造装置産業にとって、中国は最大の輸出先だ。2022年の日本から世界への半導体製造装置の輸出額は4兆652億円。うち3割強が中国向けだ。それでも規制を強化するのは、昨年10月に一足早く対中規制を打ち出した米国の協力要請に歩調を合わせる必要があったからだ。