個人的にはホルモン治療による悪影響って感じたことないなあ…。もちろんトランスのひとの体験談で「涙もろくなった」とか聞きはしますが、あえて言うなら明るくなって、涙も流すけど、以前より大いに笑ったりするようになったかな。
単純に性別違和が減ってストレスがなくなったり、「これが自分だ」という感覚が生じたおかげでいろんな出来事がリアルに感じられるようになったり、「シス男性のふりをしないと」というプレッシャーから解放されたりのためだと思いますが。いや、それに加えて、社会における男性への規範と女性への規範の差とかもあるかも(基本的に男性と見なされるひとが感情を露わにすることには否定的な反応がなされがち)。
仕事への集中力も明らかに増したし、社交性も高まって外出とかも以前より積極的になったし、もちろんひとそれぞれに違いないけれど、私個人は「ホルモン治療でやる気が出なくなった」とかまったくなかったです。スポーツとかだってやる気になったし。
トランス女性を性的モンスターみたいに扱う発言を見かけてディスフォリックな気分になったり、その結果として鬱状態になったりというのはいくらでもあるので、たぶん少なくとも私にとってはホルモン治療なんかより差別の方が何万倍も健康に悪いと思う。