『ちくま』7月号で、蓮實重彦が「マイナンバー」という言葉の胡散臭さを指摘している。識別の主体は行政で、番号を割り振ったのも行政であり、そこに個人の意志の介入する余地はないだろうと。それをマイナンバーと呼ぶことで、個人の能動性があたかも存在するかのように思わせられ、そして新聞とテレビは「マイナ」という醜い(と蓮實は言う。たしかに醜い)略語を連発することで、ありもしないフィクションの成立に加担したと。
Conversation
Notices
-
Embed this notice
若林宣 (t_wak@mstdn.jp)'s status on Sunday, 25-Jun-2023 22:53:32 JST 若林宣 - pica.pica repeated this.
-
Embed this notice
赤色🐣🌹 (akairo@mastodon.social)'s status on Monday, 26-Jun-2023 07:55:27 JST 赤色🐣🌹 @t_wak そういえば
サービス残業や枕営業と同じタイプの名付けですね
自主性があるように錯覚させて受益者の存在を薄める