5月12日の #入管法の改悪に反対する大集会/渡邉彰吾さん 全国難民弁護団連絡会議の代表を務めています弁護士の渡辺といいます。よろしくお願いします。 今日は本当に多くの方に集まってい頂きましてありがとうございます。 実は私はもう、1992年頃からもう30年以上に渡って、特にミャンマー人の難民申請者の保護に関わってきたんですけれども、全難連・全国難民弁護団連絡会議というのは97年にできています。 この中でずっと感じていたのはですね。 ずっと日本は難民鎖国というふうに言われ続けてきたんですね。 90年代には、毎年難民認定は1人ということがですね、4年間続きました。 その頃ですね、私たちはイベントをする時に「こんな日本にようこそ」っていう話をしてたんですね。 しかし、今はもうこのことすらも言えない。こんな日本にようこそとすらも言えない。「もう日本に来ないでくれ」としか言えないような状態が続いていると思うんですね。 さらにこの法案が通ってしまったら、もう絶対に来るなと、日本に、「こんな日本に来ないでくれ」としか言えないような状況になってくると思うんです。 それは絶対に避けなければいけない。 「こんな日本にようこそ」よりももうちょっと「よく来てくれました、日本に来てくれましたね」と言いたいです。 実は90年代、あるいは2005年に法律が変わるんですけれども、難民の申請をしている時には送還はしないと、まあ相関停止効というものですけれども、これは2005年にできました。 その背景にはいろいろありますけれども、それまでの間、90年代も含めて入管は、退去強制の手続きと難民の手続きをですね、完全にごちゃごちゃにしてたんですね。 難民申請者であろうが、収容はできる、送還はできる、何でもできる、というような状態だったんです。
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