『赤狩り時代の米国大学』表紙 黒川修司著、中公新書
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『赤狩り時代の米国大学』読みました。いまから30年ほど前の本ですが、本著の指摘する「民主主義の国=米国の衆愚政治への危険」は、まさに現在のトランプが行っていることと瓜二つのように思えます。マッカーシーはヒトラーであり、またトランプ、また日本でいえば立花孝志や杉田水脈のような存在でしょう。
民主主義の価値である「秩序」への攻撃をどうやって布瀬具べきか。その議論のきっかけになる本だと感じました。ご紹介ありがとうございます。
また下院非米活動委員会HUACがリベラルな大学、特にハーバード大学を標的の一つとしていたという記述(p90)は、現在のトランプ政権がDEI取り組み廃止を迫ったのに対してハーバードがこれを拒否し、報復としてトランプ政権が財政支援を凍結したこととまさにそっくりです。こうした面でも歴史を学んでいない政権の危うさを感じます。
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