『理系が恋に落ちたので証明してみた。』(りけいがこいにおちたのでしょうめいしてみた)は、山本アリフレッドによる日本のウェブ漫画。略称は『リケ恋』。Web漫画掲載サイト『COMICメテオ』にて2016年3月15日に読み切り掲載後、同年5月25日より連載中。互いに好意を抱いている主人公2人が、恋愛感情とは何かを理論的に解き明かそうとするラブコメディ作品。
本作における「理系」の描写はかなり誇張して描かれており(作者曰くスーパーリケイ人)、本来なら白衣を着るのは危険な薬品を扱う化学系、生物系の学部のみで作中のような情報系の学部では着ること自体がほぼなく純粋に作者の趣味であること、雪村と氷室のような極端な思考回路の学生はほぼおらず、そもそも女性の比率が極端に少ないためにカップル自体がほとんど存在しないこと等も認めている。
2020年1月の時点で累計100万部超え。
理系の最高学府、国立彩玉大学理工学部研究科の大学院1年生、氷室菖蒲はある日、同研究メンバーの雪村心夜に想いを告げる。しかし、理系である2人は恋愛感情を証明すべく、ほかの研究室のメンバーも巻き込んだ研究を開始する。
演の項は実写版の俳優。声の項は特記がない限りテレビアニメ版の声優。
雪村 心夜(ゆきむら しんや)
演 - 西銘駿 / 声 - 内田雄馬、大地葉(幼少期)、熊谷健太郎(テレビCM)
本作の主人公の一人。大学院1年生。身長177センチメートル。何事も明確に定義し証明出来せずにはいられない性格の理系男子で、「憶測で物事を確定するな」が口癖。氷室から恋愛感情を寄せられ、彼自身も彼女に対し恋愛感情を持っているが、それらに確証を持てないため「好き」の定義付けに氷室と共に奔走することになる。氷室に対しては異性としての感情と共に理系としての強いライバル意識も持ち合わせており、何かと張り合うことも多い。研究のためなら手段を択ばずデリカシーの欠如した面があり、それが原因で氷室から指示棒による殴打で制裁を受けることもしばしば。ただしその根本は「氷室の恋心を明確にするためなら自分がいくら嫌われても構わない」という彼なりの一途な真摯さの表れでもある。それ故に氷室を傷つけたり危険な目に遭わせる者には激しい怒りを見せるが、本人は自分のそのような面を「感情に身を任せた理性的ではない行動は氷室からの評価が下がる…