そーは言っても車椅子の人は階段登れないじゃん、個人の特性で誰かに助けてもらわなきゃいけないじゃん、というのはそうで、
でもこの世界から階段概念がなく、なだらかなスロープをゆっくりと蛇行する段差の上がり方が全てだったら、車椅子の人が何か差をつけられることってなかったわけ。
そしてお察しの通り、それはこどもや老人、妊婦など、他の属性にも優しいのヨ。
人が「障害者」と呼ばれる状況に置かれた時、その障害とは「健常若年〜壮年男性の特性に特化されたシステム」なんじゃないか?ってのは一度考えてみてもいいと思うのよ。
そしてそれを撤廃することは、男性自身にも優しい。スロープよりも合理的で目的地に速くアクセスできる階段を、疲れていても苦しくても登ることを科せられた「選ばれてしまった特性持ち」。
スロープでみんなで登れば、上でみんなで苦労を分け合えるのヨネ