#すずめの戸締まり
『すずめの戸締まり』は、死者を死なせる物語である。
鈴芽は、どこか不思議な場所で母と出会ったのかもしれない、そしてまた母と出会えるのかもしれないと、そう思っている。
どこか母のような面影のある草太と出会い、自分の幻想だと思っていた常世の世界を後戸の向こうに見ることで、鈴芽は半ば無意識に、どこか別の場所に存在するかもしれない、死んだ母を求めることを始めてしまう。
ミミズは生者が死者を召喚しようとしたときに現れるようななにか邪悪なものである。
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はやたか (mofmofhayataka@mstdn.jp)'s status on Tuesday, 22-Nov-2022 00:47:11 JST はやたか