元OpenAIにいた研究者が関わったのならなぜこんな構成のまま公開するのか不思議でならなく、なにか決定的に読み落としてるのではと焦ってしまった。
まず、本シナリオの大前提として明記された核となる仮定が
> 「2027年末までにASIが登場するという前提で現在(2025年)の研究機関がそれに向けてどのように動くか」
この前提が前のめりすぎる。この仮定のもとでどんな倫理的・政治的・技術的な帰結があるかを見ようとしている。ただこれが現状の予測とズレてるのはまあわからないでもない(まだ予測なので)
でも今年と来年について書かれてることの矛盾は?
文中にも(本シナリオにどう寄与したか明記されてないが)2021年にも似た内容の簡素なシナリオが書かれたそうなので、やはり骨子は「ずっと過去にかかれたもの」なのではないか。同じく本文内で示唆されている「2023〜2024年の技術や情勢をベースにした」のだとしても依然おかしい。
つまり『古いし今となっては間違ってるけれど、ある時点でそういう仮定をたてたことそれ自体を考察の材料にしてる』とか。(そうならそうで補足してほしい)