私の上司は元々男性に向かって「女々しい」というような単語を使ったり「一度も付き合ったことがないなんてちょっとやばい」とか言っちゃうひとだったんですけども(まあ「そのくらい」「よくある」)、トランスジェンダーという在り方に触れてからどうも男女二元論に思うところが出てきたようだし、そこから「らしさ」の型にも疑問を持つようになったみたいで、ちょっと発言が変化したことがあった。親戚のお子さんに「なよなよして」「かわいいものが好きで」「スポーツよりきれいな絵を見たり描いたりが好き」な男の子がいるそうなんだけど、優しい子だ、とか絵が上手くてうらやましい、とかいう誉め言葉がすごく出てくるようになった。以前はあからさまに馬鹿にした発言があったんだけど、それがパタッと消えた。