今回の備蓄米放出による効果を専門家はどうみるのか。農業ジャーナリスト、松平尚也さんは「初めは在庫がある高いコメとブレンドして売ることが予測され、一気に価格が下がるわけではないのでは」と指摘する。本格的に店頭に並び始めるのは4月上旬〜中旬と予想。5月中旬〜下旬には、26日から入札が始まる2回目の備蓄米放出の効果が出始め、3000円台後半まで段階的に価格が下がると見通す。ただ、問題はその先だという。
「供給量の増大が流通と価格の安定に不可欠だが、今年は多くの産地が増産を予定しているものの、全体量はそこまで増えない。新米の価格が不作などで高止まりすれば、来年も食卓に大きく影響する可能性がある」【1/3】
コメ不足なのに補助金を出して輸出促進? 産地では「これから育てるコメ」の奪い合い…政府対策のズレ加減:東京新聞デジタル️🔒 https://www.tokyo-np.co.jp/article/394164