"「DEI施策を後退させるトランプにはもううんざり!」
そう怒りをぶちまけたのは2月17日、トランプ政権への抗議デモで出会った大学生のジュリアさんだ。
「大統領の日(ワシントン誕生日)」の休日に全米50州で同時開催されたこのデモは「Not My President=私の大統領ではない」と題された。ニューヨークでは1万人を動員し、トランプ当選以降では最大の規模となった。
ジュリアさんの友達オリビアさんは、「トランプ大統領がやっていることは明らかな人種差別」と言いきる。DEI廃止だけではない。不法移民の強制送還も、対象となっているのはヒスパニックやアジア系などの非白人だからだ。
DEIへの攻撃がファシズムにつながるという怒りの声も聞かれた。多様性を否定し、単一的な民族で構成された社会のみが国家に強さをもたらすというのが、ファシズム的な考え方だ。さらに教育や言葉を統制し、同時に自粛を促す。まさに今トランプ政権がやっていることは、白人至上主義独裁政権に向けての布石だという強い怒りが噴き出している。"
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