松山在住の俳人・岡田一実さんが、2024年に出版されたのは、第五句集『醒眠』と、ふらんす堂の「百句シリーズ」『篠原梵の百句』の2冊です! 第三句集『記憶における沼とその他の在処』から、もう6年以上が過ぎていることに驚きつつ、楽しみに手に取りました。 『句集 醒睡』は、チャレンジングな句集で驚きました! 造語もあり、一つ一つの言葉(単語)選びから、季語の選択まで、拘りに拘ったことが伝わる作品が並んでいて、気を抜くと振り落とされそうで、辞書や歳時記を片手に、一句一句に対峙することとなりました。 ところどころ挟まれる連作の句群は、それぞれが独特の空気感。七七だけでできた句群は、レイアウト