2024年12月からこれまでの保険証は新規発行されなくなり、健康保険証はマイナンバーカードを基本とする仕組み「マイナ保険証」へと移行が進められているのは、ご存じの人が多いのではないでしょうか。 従来の保険証からマイナ保険証に切り替えることで、手続きなしで高額療養費の限度額を超える支払いが免除され、本人の同意があれば薬の処方歴などのデータを正確に把握しながらより良い医療が受けられるほか、現場で働く人の負担も軽減できるなどのメリットがあります。 ただ、ここで注意すべきポイントは、マイナ保険証へ移行しても「健康保険証は捨てないほうがいい」ということです。本記事では、マイナ保険証に移行しても、これまでの保険証を破棄してはいけない理由を説明します。