1961年、三重県と奈良県にまたがる村落の懇親会でぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡した。この事件をめぐる裁判で死刑が確定した後も無実を訴え続けた「兄」は89歳で病死した。再審請求を引き継いだ「いもうと」は90代半ばになった。このままでいいのか――。公開中のドキュメンタリー映画「いもうとの時間」(鎌田麗香監督)は、いわゆる名張毒ぶどう酒事件を題材に、日本の司法のあり方を問う作品だ。製作は東海テレビ。数々の話題のドキュメンタリーを手がけてきた名物プロデューサー、阿武野勝彦の同局での最後の作品でもある。
名物プロデューサー・阿武野勝彦が「最後」に送り出す、東海テレビドキュメンタリー劇場の真骨頂…映画「いもうとの時間」 : 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/culture/cinema/20250116-OYT1T50087/