実際の所は、つい先日書いたように、中国には財政的にも軍事的にも、台湾侵攻などする意志も能力もない。
他方、トランプの唱える経済的「対中包囲網」に巻き込まれ、中国との経済的関係が断たれると日本社会はほぼ崩壊する。
現在中国は日本の最大の貿易相手国であり、食糧も相当程度中国からの輸入に依存。仮に2ヶ月中国からの輸入が途絶えたとすると、日本は「飢餓状態」に陥り、経済の1割が消滅する、とされている。
他方、仮に中国との経済的関係が断たれたとしても、米国は生存可能。数字的にはかなり苦しくなる筈だが、そこは腐っても覇権国家、周辺国、特に金融資産だけは持っている日本からの収奪を強化し、切り抜けるだろう。
そして、白人至上主義者のトランプ、韓国・日本とASEANの区別もつかない国防長官(予定)ヘグセスをはじめとする米エリートには「アジア」に対する何の共感もない、ただの「黄禍論者」。
それにしても事ここに至って論壇が内田樹、中島岳志などの「無知蒙昧」の輩で占められ、朝日は女性記者のF15イーグル体験記をデカデカと報道、毎日は「HANDA」に寄り添い、「東京裁判史観と自虐史観」それに平和主義を攻撃する、姑息な鈴木英生が安全保障担当とは、「オールド・メディア」の頽落、ここに極まったとも言えるだろう。