広告とかマーケティングとか、そういう仕事を全否定するつもりはないのだけど、そこに含まれる嘘?のような何かとか、誰かを操作しようとする仕草とか、重ねて言うが、それを全て否定しようというつもりもないのだけど、ある種のいかがわしさ、あるいは少なくともいかがわしさと紙一重の危うさが気になってしょうがない。
しかし、世間で広告やマーケティングが話題になるとき、こういう危うさに触れられることはほとんどない。いや、まったくと言っていいくらい、ないのではなかろうか。
重ねて言うが、私たちには意図があり、嘘とも欲望とも切り離された「純粋な」ものなんてどこにもないので、それを全否定しようと言うのではない。しかし、これも何度でも繰り返したいが、その危うさはもっと明示的に語られた方がいいと思ってる。それは、ビジネスの多くが、顧客を依存させることによって成り立つ、その傾向がどんどん強まっているように見える、という感じとも関係する。
知らん顔してしまうのは、あまりに哀しい。という感じが、どうしてもしてしまう。