国際刑事裁判所(ICC)は、パレスティナ人に対するジェノサイドを続けるイスラエル・ネタニエフ首相に対し、昨年5月に逮捕状を出しました。
これに対し、先日の選挙でトリプル・レッドになった米国では下院が「ICC制裁法案」を可決。
採決にあたり、下院外交委員会のマスト委員長は「いかさま法廷(ICCのこと)が米国の偉大な同盟国イスラエルの首相を逮捕しようとしている」を演説。下院共和党全議員と民主党議員45人が賛成、245対140で可決。
いやはや、もうこれは中東・アフリカ、ラテンアメリカは言うに及ばず、米国の同盟国であるEU諸国の大半とも、「もう別の世界」である。
しかも、ある意味「狂った常識」が政府権力を支配している国が世界最強国、というのだから、これは、一体どうなるのか・・・
何度も投稿したが、戦争を停止すればネタニエフはイスラエル国内でも逮捕されるので、最後の最後まで戦争を続けたい。可能なら、イランとの戦争に米国・欧州を巻き込もうと企んでいる。
米軍部は今の所、自制を求めている形だが、大統領と議会が「これ」ではどうなるかわからない。一度戦争が始まってしまえば、軍部は「完全勝利」を追求するマシーンになる。
EUと日本がどれだけ「米国の狂気」を抑え込めるのかに懸っている。