また「行きすぎたポリコレでみんな苦しんでいる。リベラルはもっと優しくして!」みたいな作家の寄稿を、朝日が載せています。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S16122973.html?ptoken=01JH6ZA22YXM8QQE5WHG00RWGA
「分断」や「断絶」があるから、
もっと「やさしく」「おもしろく」。
伝え方が大事、であることは確かです。
でもこういう問いの立て方自体がトランプみたいな人たちに「ポリコレのせい、フェミのせい、左翼のせい」と話をずらされた結果でてきたニセの論点では?
市民の生活が苦しいのは政府がそれを解決するための経済政策をとらず、大企業やお金持ちがさらに儲かる仕組みばかりつくっていることが理由です。
そういうことに気づかせないために、お金持ちの側のひとたちは「みんなの生活が苦しいのは、○○のせい」と責任を人に押しつけます。
そして、バックに大企業がいる野党も、その欺瞞をはっきり否定せず、「年収の壁」などニセの問題設定ばかりします。
ちょうど、『地平』2月号で宇都宮健児弁護士が結構きびしめに、そういうことを具体的に書いています。
リベラル左派(政党)は、大企業や富裕層の優遇で多くの人が苦しんでいる現状を批判して、具体的に取り組み、それをちゃんと伝わるように語る。それをまず徹底すべきです。