雑誌「現代思想」を買ってきました。
「lost theory」の特集。
天動説、錬金術、エーテル、永久機関…
昔は科学だと思われていたけれど、今では消えたtheory。
元旦に知人から「彼が応援している芸能人が天動説を主張し始めた」と聞いた影響で、買いました。
昔の小説を読むと、lost theoryを作者が信じて書いたものがあります。そのせいで、現代の人が読むと意味不明なstoryになってしまう。lost theoryを使って書いたせいで、lost storyになる(?)。
イギリスのコナン・ドイルの小説に、そういうものがあった気がします。(妖精や降霊術を信じていたから?)
ノルウェーのイプセンの戯曲にも、そういう作品があった気がします。書かれた当時の最先端の科学をネタにしたのに、その後、その科学は否定され、さらに忘れ去られた。だから、今その戯曲を読むと、何の話かわからない。
高山宏さんの評論『近代文学史入門』にも、何か紹介されていたかもしれない。
(わたしはすべてがうろ覚えです…)