私は勉強がわりかし好きな子どもだったけど、決められた空間で決められた面子と同じペースで決められたことをする、というのがウアア~ッ!てなる類の人間でもあるので、大学での勉強はほんとに楽しかった。最終的に所属学科から興味がちょっと外れたから専攻と関係ない単位ばっかり取ってて、卒業に一ミリも噛まない先生の研究室に押しかけて話をせがんだりして、でも先生たちは誰も嫌な顔しなかった。だから私は学問ってこれでいいんだ~たのしいな~って思ってたし、先生も学問の先達として嬉しく思ってくれてたんじゃないかなあと思うんよね。