"ある少年は生きたまま、イスラエルの軍用犬に食い殺された。「やめて、やめて」と繰り返し言ったのに、犬をけしかけた兵士も、数匹の犬も、慈悲を見せることはなかった。母親の目の前で、犬たちは少年の胸や腕にかみついた。生まれつきの障害を持ちながらも、必死で戦火を生き延びていた彼が、そんなことをされる理由など一つもなかったのに――。
イスラエル軍の激しい攻撃が続くパレスチナ自治区ガザで、こんな「物語」が書かれた本が、人々の注目を集めている。収録されている物語は12編。戦争下で生きる人々を記録したノンフィクションで、残念ながら、すべてが悲劇だ。"
「書くことでつながる希望」 絶望の果てにガザの女性が完成させた本 [イスラエル・パレスチナ問題]:朝日新聞デジタル
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