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#私の話discrimination
VOL.11
　
　少しエド一家にふれておくと、妻のミミは父親はフィリピン人のクォーターだそうで、日本育ちの日本人。
　父親は1970年代に、妻と娘３人(ミミは次女）を連れて、日本の大手メーカーの米国支店をたちあげた。
　ミミはやや癖のある女性で、思ったことをはっきり口にする。駐在員関係からはハンパじゃなく、嫌われていて、いろいろ私も言われた。
　この件はまた違う機会に。
　
　でも、私は癖のあるタイプの人が好きで、親しくしていた。
　娘はアンディとサンディは超がつくほどの美少女で、性格はさばさばして友だちは多い。
　知り合った頃は２人とも日本語学校に通っていたから日本語も少しできた。が、成長と共に英語だけになっていった。よくあるパターンである。
　
　カソリックの中学で、大麻をもってきた子たちがいた。
　偶然そこを校長先生が通りかかり、その子たちはそばにいただけのサンディに大麻をおしつけてしまった。
　なんと校長先生はサンディだけを停学処分にした。
　エドはかんかんに怒った。その私立には他に日本人は一人もいなかった。