カール・ローズ『「意識高い系」資本主義が民主主義を滅ぼす』という本を読み始めた。「ウォーク資本主義の本質的問題点を突く良書なのか、それともウオークの逆張り系クソ本なのか」を確かめたくて手に取ったのだが、結論から言うと前者。あたりのようだ。よかった。
要するに、こんな話。企業がLGBTQとか、多様性とか、文化左翼の価値観に迎合するようなことをやり始めてて、かつ、右派もそれを疎ましく思ってギャースカ文句言ってるけど、本当の問題はそんなところにはない。本当の問題は、資本主義が文化左翼の価値観に迎合してみせて擬態しつつ、その実、社会を破壊しながらの利益追求をまったくやめていないだろ、ということ。そのあたりを豊富な実例をあげて述べている。これは本当にそのとおり。
まだ1章と最終章を読んだだけだけど、これは読んでよい本かな、と思いました。読み進めたら、また、こちらに投稿すると思います。