想定外、あるいは「起きるとこまること」が起きると、なかったことにするのが暗黙の了解なので、この記者の質問に対する返答は、記者に対する怒りとして表明される。「空気も読めないのか!」である。
つまり、かくなる根本的に非科学的なボトムラインを持つ日本社会で、組織的に運営をすることが必須な原発を稼働すると、ほぼ確実に事故につながるのである。
個人として優秀な科学者はいるかもしれんが、組織としてはそのような決定的な欠陥がある。だから「選択と集中」もいつまでたってもやめられない。滅びるまで暴走するのである。