子供時代一年だけ住んだ場所は芸術家の街。家には彫像、彫刻、絵画、さまざまなオブジェがあった。何もない我が家は無能な家と思われていたが、無能の家の子供だった自分も、「何か創造することの面白さと苦しさ」だけは感じ取れた。