その内容や賛否についてはひとまず置くと、国会における石破茂の答弁は、これまでの自民党総理のそれと比較する限り、明らかに「自分の言葉で」語り、かつ双方向の「対話」を行おうとしているように見える(あるいは、そうした印象を与えるよう、語り口を意図的に選んでいる)。そんな当たり前すぎる次元で「これまでよりはマシ」と感じられるのだとしたら、今まではどれほど酷かったんだと改めて腹が立つ。