そう考えると私の友人は素晴らしい。財閥系の同系統企業で、ある意味商売敵だったが、途中である国家プロジェクト研究で一緒になる。絵に描いたような人格者。穏やかな切れ者。私より先輩なので早めに退職してから写真家になった。素人写真家かと思ったら、銀座の有名画廊で頻回個展を開くという人だった。ずば抜けて一芸に秀でると豊かな人生を送れるものだ。