Netflixで『アンチソーシャル・ネットワーク: 現実と妄想が交錯する世界 』みた。2chを模したアメリカの匿名掲示板「4ch」の成り立ち、そこから生まれたハッカー&アクティビズム集団「アノニマス」、一方でより政治的・露悪的に先鋭化した集団となっていく。8chそしてQアノンへ繋がり、議会襲撃事件を引き起こしていくという流れを追ったドキュメンタリー。
個人が名もなき集団の一員になったとき、そして行動をともにしたときの連帯感や心強さ。一方で薄れていく個人としての責任感や道徳観。これもまたファシズム的な流れの一側面だよなあと。コミコンでナチス的敬礼をする参加者たちの姿が印象的でした。
からかい、悪ふざけ、ミソジニー、白人至上主義…4chから8chへと至るなかでそんな言説のシャワーを浴び続けた彼らがのちにトランプを選んでしまったのは必然か。一度ならず二度までも…