兵庫県知事選挙でデマ、虚偽、不確かな情報に多くの有権者が騙されたり踊らされたりしていたのは絶望的だなと思ったけど、翻って考えれば、イスラエルを善としてパレスチナを悪とするさまざまなプロパガンダ、それも兵庫県知事選挙とは比べ物にならないぐらいの資本が投下され長期間にわたって行われているプロパガンダにさらされている欧米の人びとがイスラエルのやっていることを肯定しパレスチナの人びとのことを非難するのも同じ文脈で捉えれば、自国の状況を棚上げにして他国のことばかり責められないよなあと。
兵庫県知事選挙の問題とイスラエル・パレスチナの問題はその規模においても深刻さにおいても次元が違うと言えば次元が違うのだけど、これをきちんと非難できないどころかその逆の選択を人びとがしてしまう構造は、根本的には同じよね。