『すずめの戸締まり』、2回目鑑賞。
今回は『君の名は。』、『天気の子』と「新海誠災害三部作」と捉えて見てみたら、非常にスッキリした映画である。
特に『君の名は。』と対極の表現や意識したものが多い。
空からの災害だった『君の名は。』に対して、
『すずめの戸締まり』は地の底から起こる災害。
ラストカットのメインの二人の再会。
山の上がストーリーの要になるシーンも一緒だし、
災害にまつわるSF、長距離移動、
地方と都会の描写、
要は地方にあることなど、
『君の名は。』と『すずめの戸締まり』は姉妹のような作品で、
その合間にやたら多い雨の描写に『天気の子』、
終盤の横吹きの花びらは『秒速5センチメートル』の逆描写、
全体的に主人公/少女が落下するシーンの多さや
レトロ/廃墟趣味など、
新海誠らしさはそこここにある。
大分の臼杵や豊後森機関庫、愛媛、神戸、東京、宮城と満遍なく日本縦断した聖地作りや、JRやマクドナルド、オレンジフェリー、ローソン、クボタなどの企業提携など、大人の計算さえ余裕と見れる。
『すずめの戸締まり』は新海誠による東日本大震災のアンサー、手仕舞い、レクイエムである。