もともと西欧啓蒙思想に親和的で、JSミルの「自由論」は実は座右の書なんだけど、ミル(というか西欧啓蒙主義一般)が表現の自由擁護の根拠として挙げる「思想の自由市場」っていう概念はこと政治的言説に関する限りは完全に間違ってると認めるしかなくなってるよなあ。
科学技術の論文とかなら、「飛行機の飛ばし方」が間違ってたら現に飛ばないんだからそりゃ真実が勝利するんだろうけど、即座に一対一対応で正しさが明らかにならない政治的主張だと、真実性よりもそのときに人目を引く言説が有利で、むしろそれは真実であるよりも嘘のほうがより広まりやすい、とさえ言えるんじゃないのかね現状見てると。
そりゃあいろんな失敗を積み重ねればいつの日か穏当な政治的言論が真実であった、と認められるときがくるのかもしらんけど、その前に人が死にすぎるし認められるときはとうとう来ない可能性すらある
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