ドイツ人と買収交渉する時、あっちは内部の打ち合わせをドイツ語でやる。途中でいきなりこっちがドイツ語で話し始めると、相手は母国語ではない英語で打ち合わせるようになる。そうなればこっちの勝ち。交渉自体は論理で押せる。
フランス語も同じ戦法でだいたい勝負できるが、フランス人はドイツ人ほど英語が達者じゃない。そこでフランス語で英語の契約についてフランス語で間違いやすいところをグリっとねじ込む。相手は確実に黙る。
スペイン語でもやってみたが、契約の考え方が独自過ぎて、さすがに困った。彼らは算数が弱いのでそこを突く戦法が良いみたい。論理だけじゃダメなのよ。
生活の知恵みたいなもの。