その点、ちょっとアーノンクール盤なども連想するが、このニケの指揮するレクイエムもなかなか美しく、名盤ではないだろうか。また一緒に入っているサリエリのレクイエムは、私も初めて耳にしたが思った以上にドラマチック。こちらはふと、トスカニーニが指揮したケルビーニのレクイエムを思い出す瞬間があった。これはもっと知られても良い曲ではないだろうか。