なるほどー
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でんっと座り込んでのっそりのっそり笹を食べ、決してすばしっこい動作を見せないところがパンダをかわいいと思わせる一つの要因だと考えられます。このゆっくりした動きは、消化の悪い竹を食べているためだと考えられています。ナマケモノがゆっくり動くのと同様に、パンダも代謝を下げ、エネルギー消費を抑えるため、基本的には、ゆっくり動くと考えられています。これといった天敵がおらず、食べ物も追いかけて捕らえる必要がないため、野生下でも素早く動く必要があまりありません。また、木に登るのが得意で、体の柔軟性も高いため、重力に抵抗しないポーズをいろいろ取ることができ、余計にダラけているように見えるのも可愛く見える要因だと思われます。
また、他のクマと比べると、パンダは、随分丸顔で、モコモコしています。この丸顔やモコモコしていることもやはり、竹を食べることが関係しています。消化が悪く、硬い竹を、長い時間をかけて噛んで食べるので、顎周辺の筋肉が発達し、顔が丸く見えるのです。また、できるだけ代謝を落としてエネルギーのロスを防ぐために、毛皮を分厚くして、体温の維持を行っていると考えられており、この分厚い毛皮のおかげでよりモコモコした体型となってます。
このように、消化の悪い竹を食べるために発達させた特徴が、図らずもパンダを可愛く見せている