こころの時代〜宗教・人生〜「殉難者の祈り」録画。殉職者とは北海道開拓の過酷な労働現場で亡くなった犠牲者の方々のこと。半ば騙されて連れてこられたタコ部屋、朝鮮人の強制労働などの話も。囚人労働は先日網走旅行したとき博物館網走監獄を観覧。その実態をあらためて知る
常紋トンネル開通、朱鞠内湖ダム建設のために過酷な労働を強いられ亡くなった人々、まともに弔われず亡くなったことも家族に知らされずに放置された人々(朝鮮人の強制労働も3000人以上いたという)。
それを調べ遺骨を発掘・保管収集してきた方々。韓国へも遺骨返還の事業を「国でも民間企業でもなく」やってきた人たちの話。
北海道の開拓の歴史はロマンチックなものでなく、そういう犠牲の下にあるのだというメッセージは重くズシンとくるもので、我々はそれを見ぬふりをしてその恩恵だけにあずかるのかということを問いかける。良い番組でした。