兵庫県の斎藤元彦知事に対する兵庫県議会の辞任要求について。
もう少し厳密なことを言うと、維新が辞任要求をするとの報道が出る前の自民党を中心とした4会派の辞任要求に対して「なぜ不信任案を出さないのか」との批判が出ていたけど、不信任決議案を通すためには維新以外の4会派すべてと無所属の4名の議員全員が賛成する必要があって、無所属の議員が1人でもこれに賛成しないことがあったり、全体として欠席者や棄権者が出ると可決されないリスクもあったわけ。
一事不再理だから、いちど否決されると次がないため、議会の政治的な意思表示なりパフォーマンスとして出すなら別だけど、そうでなければ可決される調整が整ってからでないと不信任案を出すという判断は賢明ではないということ。
さてここで維新も辞職要求をするということになりましたと。とするならば、もう不信任案ではなくて辞職要求である道理がなくなるわけ。だから自民党に賛同するのではなく独自に辞任を案を出す、というのが今回の経緯についての私なりのもう1つの視点。
マスコミも金もらって仕事でやってるんだから、これぐらいのものは出してほしいよな。