ある韓国人男性は、広島への原爆投下で母、弟、妹を失った。1960年代に韓国へ帰国して農業を営んでいたが、「北朝鮮のスパイ」として捕まり、約13年間拘束、投獄された。今年4月、韓国政府の人権侵害調査機関は、軍事政権だった当時の韓国の捜査当局が不法に男性を拘禁し、拷問によって虚偽の自白を強要したとの調査結果をまとめた。そして、政府に謝罪や再審開始を勧告した。
数奇な運命をたどった男性は今、名誉回復を願う。政府機関の調査が始まった昨夏と、調査結果が出た後の今夏、男性に取材し、日本・韓国・北朝鮮が絡み合う人生をたどった。
広島で被爆した韓国人男性、「北朝鮮のスパイ」にでっち上げられる 13年間も拘束…数奇な運命たどった今願う名誉回復【朝鮮半島と在日「スパイ」(上)】 | 47NEWS
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