一人で飲みに出かけようと、かなり本気だったが辞めて、ここにメモしておく。親族が国連のパレスチナ駐在を辞めてあっさり退職したこともあり今日は東京の某所で夕食だったわけだが、彼女が言った衝撃的かつ実に正確な言葉は「我々は今、1946年なのだ」であった。言うなれば、アウシュビッツ強制収容所の実態が世界に報道されたその直後の世界だ、ということなのである。あまりに正しい。今我々は戦後ゼロ年の、価値の混沌、逆転、反転、崩壊の中に立ち尽くしている。