子が「秩父事件、まんが日本の歴史のこっちとこっちで描かれ方が全然違う」と言い出した。1983年出版の小学館のものは秩父事件を自由民権運動の重要な事件として背景を含め10ページ以上を使っているが、2015年角川版だと「自由民権運動は(秩父事件を機に)過激派扱いされて衰えていく」として2ページで終わる。
小学館版は農民の困窮に焦点を当て「生活の苦しさから起きた事件」という受けとめになるが、角川版は「揉めてばかりだ」「やりすぎだ」という町の人間の冷ややかな目線が正しいものとして印象に残る作り。
これは怖いな…