劣化した身体を脱ぎたい。いい加減交換する時期だろ!なあ!?そう電気屋の前で叫んでも警察を呼ばれたくらいだったさ。牢獄より暗い、4畳半より狭い部屋で、寝ながらこの手記を書く以外におれにはない。なあ、交換してくれる国の工員さんはいつ来るんだい?誰に聞いたとこれで分からなかった。おれの身体はどこが悪いのだろう?ひっきりなしにあちこちが痛むから、脳以外に手足方腰が、足までもが痛むから、俺は身体を交換したいんだ。ヨドバシカメラで替えられないか?2年前、行ってみたんだ携帯ショップの裏側へ。『ところであなたのスマホはどういった症状でお困りですか?』とか店員は抜かしやがった。うるせえな。こっちは身体の交換屋を探してるってるのに。
病院は信用できねえ。俺が単に精神疾患だから、薬を飲めとしか言わねえ。そんなことは知ってるんだ。目下問題は、この全身の痛みをやり抜いて、労働しながらなんとか日々を生きる方法を探すことか、或いはこの瞬間もうぽっくり逝くかって、その二つだけさ。だから俺は交換用の体を探してるってのに。何人も俺が気の触れたバカだと吹聴しやがる。痛みだけが四六時中、俺と共にいる。痛みだけが友だ。けっ