アマプラ無料対象にソン・ガンホ主演の「大統領の理髪師」がやってきた。
確か封切りちょい後にレンタルして観た。1回だけ。もう20年近く前になるのね。
その頃は、韓国の苛烈な軍事政権下のアレコレをうすーくしか知らんかったんで(今でも深々と知ってるとは言えないが)、笑っていいシーンとそうでないシーンの区別がつかず、薄笑いみたいに口ゆがめながら、皮肉というほかない展開に、「うーむ」となってしまって。
しやけど、これ今のポンニチ民衆に対する痛烈な皮肉にも思えてきた。
ここには「国のやることは正しい」「大統領は正しい」と信じてる、というかそれが身に沁みついてる人ばっかりが出てくるんよな。
ソン・ガンホの主人公もそう。あほのこで愛すべき人物なんだが。
信じてた大統領から受けた仕打ちというのは。
イ・スンマン、パク・チョンヒ、チョン・ドファン政権下舞台にしたものだものな。
ユーモアヒューマン要素あっても、笑いより呻吟が洩れてしまうのである。
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