南海トラフ地震臨時情報の件、文面が学術的で「〜の発生可能性が平常時と比べて相対的に高まっている」とあるのがパニック的な反応を引き起こした可能性が相対的に高いのではないか。
一般の人たちは、長い文に遭遇したときに、学術系の人が主述以上に重視する修飾語(限定句)はすっ飛ばして、主述だけを読むんで、上記の記述は「〜の発生可能性が……高まっている」という文としてしか処理しない。
同じ長い文でも、重文の構造にして「〜の発生可能性が高まっていると考えられるが、その増加具合は小さい(微々たるものである)」的に言えば、発話者の意図通りに伝わりやすくなる。