IT企業に入ったのに周りが皆ITに疎いので、自身は看板に偽りを作りたくないとコンピュータ技術の習熟に精を出してきたのだが、せっかく手に入れた知識を振るう場がなかなか訪れなかった。結局、組織に求められているものを察知して迎合するというのが最も効果的に組織内での権力を掌握できる。自身の信念を貫くのも一つの生き方だが、少なくとも所属組織に必要とされなければその努力が認められることはない。