“風穴を開けたのが、広島の援護区域の外で黒い雨に遭った84人を被爆者と認めた21年7月の広島高裁判決だった。
判決は黒い雨が降った地域にいた人について、呼吸や飲食を通して放射性微粒子を体内に取り込むことで、内部被ばくによる健康被害を受ける可能性があったと判断。基本懇の報告書については「被爆地域の拡大に歯止めをかけることを強く意図して政策的見地から作成された。政府は自己の立場を正当化する根拠として報告書を公表させたと言っても過言でない」と切り捨てた。”
「被爆地拡大 歯止めに作成」 広島高裁が痛烈批判の44年前報告書 | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20240802/k00/00m/040/309000c