土曜日の夜更けふとそう思った時、その日これといった食事も摂らず一日中PCゲームに興じていたおれの胸の内にまるで蝋燭の火のような仄かな罪悪感が生まれた。 ………おっと、勘違いしていないか? 決して、この人様に自慢できるようなモノではない身体を形成する一日3度きりの重要な食事のひとつを即席麺で済ませようという軽々しい思いつきに対する疾しさではない。 断じてない。 それは、 「ペヤング “で” いいか」 ではなく、 「ペヤング “が” いい」 であるべきはず己の信念の脆弱性に対する自責の念である。 すまない、まるか食品。 これはおれの弱さ故。 さぁ、作ろう。 「ペヤング