中産階級のたわごとだけど...
私は父と一緒に暮らした時間が少ないので、よく知らないのだけど、伝聞によると父方実家は、長州から出てきて明治からの官吏。戦前は結構いい生活していたらしい。
私が生まれる前に死んでるので、写真でしか知らないけど、父方祖父は東大出の農学博士で東北の農業試験所(みたいなとこ?)で働いていた。一族ではバカで遊び人で有名で、いつも親類に助けられてばかり。戦後は経済的にひどいことになっていた。
死ぬ前に祖父は「投資や株で暮らしてはいけない」という家訓を残したそうだ。
私もそもそもお金がないからやれないのだけど、たまに銀行からNISAとか勧められると、「家訓で投資は禁止されているので」と断る。
昨年死ぬ前に一族の資料を譲りたいといって、40数年ぶりに面会した父の姉の長男である従兄弟によると、彼の母親は嫁入りするときに、貧乏で持たせるものがないので、父方の叔父で電力会社の重役が自社株を譲ってくれた。「絶対に売るな」という株で、いとこが大学へ進学できたのはその株の毎年の配当のおかげだったと。
そういう株ならいいのかもしれないと思った。