"いまからおよそ100年前に女性参政権を求めて闘った英国のサフラジェットたちには、労働者階級の女性たちも多くいたことが知られており、彼女たちもまた、参政権を持つことで自分の生活を少しでも楽にするために闘っていたからだ。サフラジェットといえば、その核となる団体WSPU(Women’s Social and Political Union)の指導者エメリン・パンクハーストとその娘のクリスタベルが有名だが、パンクハースト家にはこの二人から破門されたシルビアという娘もいた。彼女は、参政権を持っていなかったのは女性だけでなく、一定の資産と財力を持たない男性たちも同様だったことに重要性を感じていた。だから、参政権のない労働者階級の貧しい人々に目を向け、労働組合や男性たちとも共闘した(そしてそのためにWSPUから追放されてしまった)。シルビアにとっては、女性に参政権がないのは「女性差別」だが、資産のない男性に参政権がないのは「経済的差別」だった。そして差別はともに撤廃すべきものだったのである。"
https://spur.hpplus.jp/culture/sister_foot_empathy/JAiP0Q/
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