日本の天気予報が、気味が悪いくらい地球温暖化に触れないのは、自分たちの手に負えない範囲のことを考えるのを自動的に(無意識に)遮断する日本的(無)思考の特徴が端的にあらわれているんじゃないかと最近は感じます。
指摘したところで、「どうすればいいかわからない」ことは最初から考えないことにしているのだろうと思います。
というよりも、意識してしまうと、地球温暖化のように答えを誰も示していないことは、自分で考えなくてはいけなくなるのですが、自分で考えることに慣れていないので、そんなことはなかったことにする、というパターンの気がします。
誰かのせいにするか、誰かに指図してもらうのを待っているんだろう、と思います。
(高齢になってくると、他責的になる傾向がある気がします。)
日本の競争力の低下って、こんな感じで、言語化や行動をする以前の、自分で考える段階でそれを恐れ、何も考えないことを志向しているところが大きな原因なんだと思います。